「略式罰金」になるまでの具体的な流れについて教えてください。

「略式罰金」は略式手続という簡易な裁判手続において裁判所から言い渡されるものです。略式手続は、検察官が起訴と同時に略式命令の発付を求めた場合に行われます。略式手続は非公開で行われ、被告人の公開裁判を受ける権利が放棄される手続ですから、被疑者が予め検察官から説明を受け、略式手続によることについて異議がない旨を書面で明らかにする必要があります。「略式罰金」になるまでの具体的な流れについて教えてください。

「労役場留置」とは何ですか？罰金との関係を教えてください。

罰金刑を言い渡されても、お金がなくて支払うことができない人もいます。労役場留置は、罰金や科料を支払うことができない人に対して科される、罰金等の刑罰にかわる処分です。また、罰金刑となった場合には、その言い渡しの時に同時に具体的な留置期間も言い渡されます。罰金にかわる労役場留置の期間は、１日から２年の範囲内で決定され、科料にかわる労役場留置の期間は、１日から３０日の範囲内で決定されます。「労役場留置」とは何ですか？罰金との関係を教えてください。

「罰金」にならないための方法はありますか？

罰金は裁判結果の一種です。不起訴処分を得て事件が終了すれば、裁判にもならないので、罰金になることはありません。例えば、被害者のいる犯罪では、被害者の方と示談を成立させて、宥恕（許し）を得たり被害届を取り下げてもらったりすることで、不起訴になる可能性が高まります。事件が不起訴処分で終了すれば、罰金の前科もつかないので、その後の社会復帰がスムーズです。「罰金」にならないための方法はありますか？